ロングステイ行19


サンウェイピラミッド(ショッピングセンター)
当コンドミニアム自室よりヘイズの少なめの時撮影しました。



ファッキン・ヘイズ

 ”ファッキン・ヘイズ”あまりいい言葉ではありませんが、これが一番適切な表現のような気がします。

 「ドラさん(彼の名前はアブドラ)、日曜日(7月の初旬)に日本からのお客さんを連れてセランゴール川の辺りまで行ったんだけど、あの辺りだけがものすごいヘイズだったよ!!」
 ドラさんはしばらく考えを巡らしていましたが、
 「うん!今はあの辺りは、すごいはずだ。」
 「どうしてわかるの」聞き返しました。
 「KLIA(飛行場)の近くのバンティンや、セキンチャンに近いあの辺りは、米やシュガーケイン(サトウキビ)のプランテーション(農場−稲作もプランテーションという言い方が面白いとおもいました。)がいっぱいあるんだ。そしてそれらは、2期作なんだ。つまり一年に2度収穫するんだよ。収穫が終わると次の種まきまで時間が少ない。だから大規模の政府系のプランテーションを除き、小作系のプランテーションは、すぐ火をつけるんだ。燃やせば稲の葉っぱや茎を簡単に処分できるし、肥料にもなる。これがヘイズの原因になるんだ。」
 「ヘイズは、インドネシアだけが発生させているとばかり思っていたけどマレーシアにも原因があるんだ?」
 「そうなんだ!でもマレーシアが発生させるヘイズは短期間で終わるんだ。」
 ドラさんと二人でニライのある会社に機械の修理に向かう途中での会話です。彼は、家がプランテーションをやっている関係で、農業事情にとても詳しいのです。
 「椰子の木も燃やすの?」
 「椰子の実(椰子油の原料)は21日で一回収穫できるんだ。」
 「へえー、それじゃあ椰子のプランテーションは結構忙しいんだね。僕は1年に1度か2度ぐらいしか収穫できないと思っていたよ。」
 「でも木の寿命は25年ぐらい、寿命がくると燃やすんだ。そして新しい木は2〜3年で成木になる。」
 「ゴムのプランテーションは毎日収穫するのでとても忙しいよ。」
 「ふうーん!!」

 当家はコンドミニアムの11階なので、風通しが良く、いつも開け放しています。ヘイズがひどいと小さな炭になった燃えかすが飛んで来る時とそうでないときが有ります。燃えかすが飛んで来るときはおそらくマレーシア国内で発生したヘイズなのだと思います。燃えかすがないときはインドネシア方面から海を渡って来る煙で、海上で塵類が落ちてしまい煙だけが飛来するのではないでしょうか。
 7月の頃のヘイズはよく塵が飛んで来ましたがこれはマレーシア産も混じっているのではないでしょうか。その後のヘイズは炭の塵が飛んで来ませんのでインドネシア産ということになります。
 またひどいヘイズが続くと雨が降らなくなり、蒸し暑くなります。これは煙が大地や海を覆ってしまうので積乱雲が発生しにくくなり雨が降らなくなるのではないでしょうか!!
 今年のヘイズはまったくおさまりません。 9月から10月にかけて特にひどくなりました。
 昨年は30m先が見えなくなるほどひどい日がありましたが、そんなに長くは続きませんでした。今年のは昨年の一番ひどいときほどにはなりませんが、ひどい日が長く続きました。
 ヘイズが気になり始めたころから、勝手にランク(昨年の一番ひどかった時を10にして感じたままにランクを付けました。)を作って温度、湿度と一緒に付けています。ノートをめくって見たら3月10日から付けていました。そのまま全部エクセルでグラフ表示してみたのが上のグラフです。ぎょっとしてしまいました。ヘイズのランクは見たまま、感じたままを記録したもので計測器で記録したものではありません。ですので客観性の欠ける部分は多いと思いますが、それでもこんなにも長い間ヘイズが続いていたなんて思いもよりませんでした。
 グラフの上部部分の青いところが青空ということになります。 全くの青空になる日は1か月に1日か2日しかありません。
 なんとまあヘイズの日が多いことか!!平均すると毎日約6.4のヘイズが掛かっていることになります。
 7月の24日から28日までかみさんのビザ取得更新のためタイのプーケット島行きましたので、データーがありません。ご容赦ください!!ずっと青空で有ったとは思えません。
 下の2枚の写真は上がヘイズのない時6月23日ランク0の時撮ったものです。下は9月29日ランク8の時のものです。雨が降っているときのような感じですが雨ではありません。ほぼ同じ場所を撮影しました。写真でもヘイズはよくわかると思います。
 ヘイズになると遠景がほとんど見えなくなります。
 ヘイズは紫外線も吸収するようで、ヘイズのひどい夜は水銀灯の色が緑っぽく見えます。
 健康にも悪影響があると思います。国境を越えた問題なので政治の問題でもあると思います。アブドラさんもマハティールさんとのもめごとはいい加減にしてインドネシアにもっと強く抗議してもらいたいものです。


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−カウント開始2006年11月11日−