ロングステイ行10

 クアラ・セランゴールという街にムラワティという小高い丘が有ります。その頂上付近からセランゴール川を見渡した写真です。地球の歩き方を見ると、蛍で有名な処です。写真では光って分かりませんが川は泥色です。


目次
1 ドリアンとマンゴスチン
2 バクテー(骨肉壺茶)
3 田舎へ(水田、ジャックフルーツ、マンゴーの木)



1 ドリアンとマンゴスチン

 ”吉川さんこれから会社の連中とドリアン食べに行くけど行かない?ドリアンは今出始めたばかりだから奥さんと一緒に..!!””もちろん行きます!!”ホリデイビラの長期滞在者パーティーで知り合った上原さんから電話が掛かって来ました。彼はこちらで会社を経営する社長さんです。会社のスタッフを連れてドリアンを食べに行くのに一緒に誘ってくれました。
 季節感のないマレーシアでもドリアンの季節が有ります。5月と12月だそうです。ご承知のようにその匂いでホテルには持ち込み禁止です。最近はカルフールでもパックで売っていますが、ほとんどは産直屋台が幅をきかせています。我々の目的地も屋台で、上原氏の会社の人達と総勢10人ほど。中華料理と同じで人数が多いほど楽しめます。
 まずはドリアンを選び、大きな包丁の背で叩いて亀裂を入れてもらいます。それを割れ目にそって割ります。両側に四つぐらいずつに分かれ、種の周りに柔らかい果肉が着いています。それを食べます。最初、匂いに気圧されますが口に入れるととろりとした甘みと柔らかい食感が口の中に広がります。すると匂いもあまり気にならなくなり、続けてどんどん食べたくなります。さすがに果物の王様ドリアンです。ドリアンにも幾つか種類があり大勢で行くといろいろな種類を食べられます。色も写真のものよりもっと黄みがかったものや味のこいものなどいろいろです。どれが美味しかったかと問われると困りますが一番最初に食べたのが美味しかったかな!
 こんな風に、いろいろなドリアンを試食するなら大勢で食べにゆくのが正解です。夫婦二人で食べに行っても味になじみが無いこともあってとうてい1個は食べ切れません。大勢ならいろいろな味が食べられます。現地の人達はいくらでも食べられるようです。一人で一個以上食べてしまいそうです。ちなみにドリアンの値段は10個でRM100(¥3000)、1個RM10(¥300)でした。
 マンゴスチンも同じ屋台で売っていました。かみさんはマンゴスチンが大好きで、食べたい食べたいと大騒ぎをしていましたから、ご機嫌でした。甘くてちょっと酸っぱくて何とも言えない優雅な香りがします。ただし外側の皮の部分の汁を洋服に点けると赤い色が落ちません。要注意です。屋台で食べたものの他に買って帰りました。12個でRM5(¥150)でした。


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バクテー(骨肉壺茶)

 やはり上原氏のお誘いでバクテーを食べに行きました。行き先はクランで集合は朝8時です。バクテーの正しい食べ時は朝食です。地元をよく知る上原氏の部下の中国人チャンさんの案内でした。注文はチャンさんにお任せしました。
 店員がお茶の箱を持ってきます。まずお茶を選びます。数種類のお茶の箱や袋が入っています。一つを選んで、茶碗を湯で温めてから急須に詰めます。小さな湯飲み茶碗についで飲みます。久しぶりでちゃんとした中国茶にありついた感じです。バクテーは小型の土鍋2つで大人6人と子供一人の分量です。それに、薬味で煮たお魚一匹、お魚の種類は分かりません。写真の通りのものです。とレタス炒め、それに鶏の足です。鶏の足は写真のようにグロテスクです。薬味は青唐辛子とニンニクをみじん切りにしたものを中国醤油の中にたっぷりと入れます。取り皿にはご飯がのっています。あと、これに店の前の揚げパン屋台で揚げパンを買って来ます。ここは何時でも持ち込み自由です。余談ですが時々こういう場所にビールなどを持ち込んで飲んでいる人もいますが、ほとんどの店は持ち込み自由の様です。店に酒類を置いているところが少ないのです。揚げパンを小さく切りバクテー土鍋に追加します。揚げパンだけ食べても結構美味しいです。
 これで準備完了です。バクテーの中身は、豚肉中心、いろいろな部位が入っています。柔らかく角煮のような食感です。汁は薬膳で煮てあるので風味が有ります。これをご飯に少しずつ掛けながら、食べます。湯葉もたっぷり入っています。最高に美味しいです。
 魚も白身で嫌みが無くとても美味しくいただけました。鶏の足はかみさんは大好きで、コンドロイチンがたっぷり入って美味しい等といろいろ講釈を言って食べます。おそるおそる食べて見ましたが、味は豚足の親戚と言った感じで、見た目よりずっと美味しくいただけましたが沢山は食べられませんでした。
 これでしめてRM75(¥2250)ひとり頭RM12.5(¥375)ですから嘘の様に安いです。さらにこの値段のうち魚の値段が約半分ですから、バクテーは凄く安いことになります。


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田舎へ(水田、ジャックフルーツ、マンゴーの木)

 KLから西に向かって海まで行くとクランです。クランで上原氏とそのスタッフとクランでバクテーを食べ(上記)その足でドライイブに出かけました。クランから海に沿って5号線を1時間ほど北上するとクアラ・セランゴールと言う街がります。そこのメラワティ丘に登りました。
 自然の要塞のようになっていて昔の大砲が展示されていました。黒い小型の猿(シルバー・リーフ・モンキー)が丘を駆け回っていました。丘の上は、売店などが無く、ゴミが落ちていないので、違う国へ来たのではと錯覚してしまいそうでした。いろいろな色のブーゲンビリアがとても綺麗でした。
 上原氏のスタッフはここから帰りましたが、我々はさらに北上してセキンチャンという街に向かいました。五号線は、地図で見ると海に沿って北上していますが、実際にはちょっと内陸を通っていて、海は見えません。セキンチャンに入ると右側つまり内陸側に水田が開けて来ました。ずっと内陸側のジャングルまで水田が続いています。
 かって知ったる上原氏の案内で田圃の中の一本道に入りました。稲穂がたっぶりと米をつけていました。日本と違うのは区画がものすごく大きい事です。水路に沿って進むと、いろいろな果物の木が点在しています。
 ジャックフルーツの木がいくつもありました。これがジャックフルーツの木だよと教えられるまで大きな実がなっているに気が付きませんでした。ジャックフルーツはドリアンと似ていますが、実はドリアンより大きく丸くなくて、不揃いな格好をしています。果肉はオレンジ色(どちらかと言うと肉色に近い)で匂いもドリアンほどきつくありませんが、味はちょっと落ちます。
 ドリアンの木も有りました。もう食べ頃な大きさです。パパイヤの木も有りました。なんと言う実か分からない木も有りました。
 突き当たりのまで川まで行き着くと橋があり、渡るとジャングルが始まります。そこらあたりに面白い鳥の巣が有りました。鳥が草で編んだ巣です。いろいろな形の巣が有りました。鳥の芸術性にも個性が有るのがおもしろいと思いました。巣に出入りする場面は見る事が出来ませんでした。草が枯れて茶色くなった古い巣は使わないそうです。青々とした新築しか雌には気に入ってもらえないのでしょう。
 街道に戻って、海側へ路地を入ります。2−3分ゆっくり走ると海が見えます。しばらくゆくと田舎の海辺レストランが幾つか有りました。そのうちの一つに入って昼食にしました。ビール3本、蒸しエビ12匹、青菜の油炒め、シャコの唐揚と野菜の炒めもの、など海の幸入りのご飯で美味しくいただきました。
 海辺は、干潟でした。干潮で泥濘が浮き出してムツゴロウや蟹などが無数にいました。泥濘の色は灰色で、日本の干潟とは成分が違うのではないかと思いました。見慣れない泥濘の色に少しとまどいました。

 今回は道案内から運転まで上原社長にすっかりお世話になってしまいました。このページから感謝を申し上げます。


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