第19話 マレーシアン・イングリッシュ
最近、英語に自信を無くしています。もともとそんなに得意では無かったので何をいまさらという感じなのですが、マレーシアへ来て一年も経つのに聞き取れない事が多いのです。
マレーシアの英語はマングリシュと言うことは前に書きました。これに対してシングリッシュというのもあります。シンガポールで話される英語です。これはかみさんが日本語を教えているチャンさんから聞きました。中国系マレー人から見ると随分違うものらしいのですが、私から見るとシングリッシュも中国系マングリッシュも同じに聞こえます。
マングリシュにも中国系、インド系、マレー系で発音やイントネーションが違います。中国系はイントネーションに四声が混じっているような感じで、ちょっと聞くと中国語にきこえます。でもこれが一番聞こえて来ます。
印度系は、タミール語を引きずっていて、Rが巻き舌で耳に付きちょとざらざらした感じに聞こえます。これはあまり得意では有りませんが集中すれば何とか聞こえます。
問題はマレー人の英語で、よく聞き取れません。マレー人もこちらの英語が聞き取りにくいのかもしれません。マレーシアにいてマレー人の英語が一番聞き取りにくいなんて随分皮肉な話です。
ところで、ノニッ、ベジ、ポクラン、リルビ、エクスペンシー、英語ですが何のことかわかりますか?ノニッはnot need、 欧米系にいえば no thank you! の意味で使います。ノッニッといった方が良いのかも知れません。ベジは vegetable =野菜、ポクラン=Port Kurang(地名)、リルビ、エクスペンシーはちょっと想像がつくかも知れません。リルビ=little bit(ほんの少し)、エクペンシー=expensive(高い)、の意味です。
お店で何かを勧められて、no thank you!と言うと”ンッ”聞き返してさらに勧めて来ます。試しにノニッと言ってみました。相手はさっと引っ込みます。ベジタブルと言っても”ンッ”となってしばらくして相手は”ああ”と言う顔をします。これがベジと言えば一発で通じます。
東南アジア英語は英語や米語とは違うモノだと言う気がします。旅行雑誌などに載っているマレーシアで英語を習おう等というキャッチフレーズは、的はずれも良いところで、そうとう無理があると思います。各々の民族でしゃべる英語はちょっと(いや、かなり)ずつ違いますが、東南アジアでしゃべる英語を習いたいという人で有ればマレーシアはもってこいの場所だと思います。
ここはマングリッシュすなわちマレーシアン・イングリッシュの国です。
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