軽口雑話4



目次
第10話 北半球でも太陽が北に
第11話 みっともないと言って片付けをするのは日本人
第12話 ビザ更新はシンガポールへ



第10話 北半球でも太陽が北に

 北半球では太陽は南側、南半球では北側にある事は中学生の理科で教わった記憶があります。ですが北回帰線と南回帰線の内側ではちょっと事情が違う事は、教わった記憶にありません。教わったのかもしれませんがさぼって記憶に無いのかもしれません。
 地球が23.5度傾いているので南回帰線と北回帰線の内側では太陽が北へいったり南へ行ったりしていると言うことなのです。赤道上を考えると、太陽が真上にあるのは春分の日と秋分の日の年2回、夏至には、真上から北に23.5度傾いたところを通過し、冬至には真上から南に23.5度傾いたところを通過します。北回帰線上では、夏至には太陽は真上に、冬至には真上から南に47度傾いたところを通過します。秋分の日と春分の日は真上から南へ23.5度傾いたところを通過します。従って北回帰線以北では太陽が北へ傾く事はありません。これは南回帰線上でも正反対なことが起き、南回帰線より南では太陽は北に傾き南に傾く事はありません。
 ところでマレーシアはどうなっているかと言うと、クアラルンプルは北緯3度7分です。おおむね3度として計算します。真上を基準にすると夏至には太陽は、20.5度北より、冬至には26.5度南よりになります。
 ちなみに私達の部屋は、真北を向いていますが、6月の夏至頃は部屋に太陽が差し込み、かなり暑くなりました。8月初旬の今は、日の差し込みはかなり少なくなり真上に近い位置にあります。
 くどくどと理屈っぽい事を書きましたが、最初に太陽が北へ傾き出したときは、驚きでした。考えて見れば単純な事なのですが、既成概念にじゃまされてなかなか思いつきませんでした。
 私達は、”マレーシアはずっと暑いだけ”としか感じられませんが、動物や鳥や植物はちゃんと季節を感知しているらしく、鳥も時期になると繁殖をするようで求愛の鳴き声が大きくなったりします。果物などは夏至の頃や冬至の頃に数多く出回るようです。


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第11話 みっともないと言って片付けをするのは日本人

 私達のロングステイ経験も半年を過ぎました。思い起こすと、ホリデイビラも私達の来た一月の頃はサーズの影響で閑散としていました。最近は隣のシェラトンを尻目に(シェラトンは未だ上6階は空室)いつも満室のようで、特に中東からのお客様が多いようです。黒ずくめの衣装を着て、目だけ出したムスリムの旅行者を多く見かけるようになりました。また若い奥さんを二人も連れた子持ちのアラブ人(ムスリム)も一つおいた隣にロングステイを始めました。よくエレベータなどで一緒にります。うら若い綺麗な奥さんを二人連れ、子供が2人と1人、それにアジア系のメイドが一人で計7人の組み合わせです。奥さんの顔も見てみたいし、見ては悪いような気もするし、目のやり場に困ってしまいます。2人では、十分余裕のある部屋でも7人がどうやって寝るのか余計な心配までしてしまいます。
 お隣さんも現地のマレー人一家(夫婦と女の子一人)がロングステイしています。彼らは現在、家を建設中でホテル住まいをしている大金持ちです。
 ここはホテルですから、ハウスキーパーが掃除に来ます。ベットのシーツも毎日変えてくれます。キッチンも付いているので洗い物があれば洗ってもくれます。私達夫婦も自炊をしているので洗い物はいっぱいあります。でもハウスキーパーが来る前に何とか洗い物を済ませておきます。台所はいつもきれいで清潔に見せたいという気持ちが働くからです。そんな気持ちは日本人全般が持っているように思います。お隣さんは、全てをハウスキーパーにやらせます。朝はレストランで摂るようですが昼、夜は出前です。その時食器を使うらしいのですが、たんびにハウスキーパーを呼んで食卓を片付けさせたり、食器を洗ったり、日に三回ずつ時には4回もハウスキーパーを呼んでいます。一回目は部屋の掃除、2回目と3回目は食器洗いです。ホテル側のハウスキーパーはメイドと違うんだと言う陰の声も聞こえて来ますが、ここでは強く出た方が勝ち、お金持ちの軍門に下っています。洗濯物も全部を出すらしく毎日手押しワゴン車一台分運んで来ます。私達は風呂に入ったついでに下着とシャツをめいめいで洗濯ます。ランドリーを使うことは滅多にありません。つい最近、お隣さんは子供のためにウサギも飼い入れました。私達は運び込んでいるお父さんを見てびっくりしてしまいましたが、今のところホテル側も黙認しているようです。でもこの気候でウサギと同室ではさぞかし匂いがきついのではないかと心配してしまいます。でもよけいな心配ですね!


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第12話 ビザ更新はシンガポールへ

 3ヶ月のビザが切れそうになったので、更新にシンガポールへ一旦出る事にしました。ビザ更新ですから、なるべく安く観光はなしの一泊旅行です。ホテルはHISで頼みました。安くてそこそこのホテル、インド人街のニューパークホテルです。シンガポールまでの道のりを陸路で行く事にしました。帰りも陸路を考えていましたが、陸路の入国ビザは2週間しか貰えないけれども飛行機での入国なら3ヶ月貰えるとの話をHISで聞き、飛行機にしました。飛行機も、スタンバイチケットと言うのがあり、飛行場で待つのですが、空いていればすぐ乗れるし、値段もかなり割安です。満席の場合はいつまでも待たなければなりません。
 バスは何社か出ているようですが、かみさんの要望でおんぼろ系バスは避け、シンガポールまで直行のNICEバスで行くことにしました。NICE1とNICE2があり、NICE1は横4人、NICE2は横3人掛けです。NICE1は普通車、NICE2はグリーン車そんな区別です。私達はNICE2にしました。このバスは3人掛けの7列、21人乗りで、2席と1席に別れその間に通路があります。座席は超デラックスで倒すと水平に近く倒れます。距離はKLからシンガポールまで約300Km、東京〜名古屋とほぼ同距離です。時間は約4時間半でシンガポールまで行きます。価格はNICE2で一人RM60(1800円)です。他のおんぼろ系バスに比べ3倍近くです。KL駅の東側の建物の2階に予約発券場があり、バスはこの下から出発します。即日と翌日はほぼ満席で2日後なら十分予約できます。私達も2日前に8時45分発のNICE2の予約を取りました。
 バスは定刻より5分ほど遅れて出発しました。走り始めるとミーゴレンの朝食が配られました。それを食べてしばらくするとすぐにうとうと始めました。途中雨が降って来ましたが気になりませんでした。2時間も走ったころ高速道路沿いの休憩所で20分ほどトイレ休憩がありました。雨が降り続いていてちょっと寒かったので暖かいテータレックを飲みました。甘いテータレックはしばしば疲れを取ってくれます。しばらく乗るともう国境です。下りてイミグレーションのゲートを通過します。またすぐにバスに乗ってこんどはシンガポールのイミグレーションを目指します。ジョホールバルとシンガポールの間の橋が国境になっています。実はこの橋の景色を見たかったのですが、バスに乗るとき渡された入国カードを書き忘れ、橋を渡っている最中に横目でちらっとみながら慌てて書類を書いていて、ほとんど見る間もなく渡りきってしまいました。渡るとすぐに入国イミグレーションがありました。平日で空いているせいか、ここもあっという間に通りすぎてしまいました。30分ほど走ると、シンガポールの南側、街の中心近くのホテルでおろされました。下りたときはまだ土砂降りで、少し歩こうと思っていたのですが、それもかなわず、タクシーでニューパークホテルへ向かいました。インド人街にある大きなホテルでした。チェックインのあと遅い昼食を近くの中華系フードコートで摂りました。このころには雨もあがっていました。野菜の油通しとトンポーローを中心に摂りました。見た目はすごいトンオポーローでしたが久しぶりの豚肉の脂身に感激しました。
 ホテルは印度系の人たちが80%占めていました。びっくりしたのは印度系の人たちは男通しで手をつないで歩いています。はじめはインド人のホモがいると思ったのですが、あちこちで手をつないで歩いているので変だなと思いました。かみさんの博学に言わせると、パキスタンなどのムスリムの国では、女性が街へ出ることは少なく男性社会なのだそうです。男性同士が手をつないで歩くのは、ホモではなく、仲良しなのだそうです。そうなのかあ!!仲良しなのかあ!!でもギョッとしますよね。
 翌日、地下鉄で飛行場に行きました。混んでいる場合は半日くらい待つのを覚悟して早めに行きました。でも空いているせいか、すぐの飛行機に乗れてしまいました。帰りはあっという間にKLIAに着きました。おかげさまでビザも3ヶ月頂けました。


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−カウント開始2004年8月7日−